NEW ハリアー フロント・ドア・スピーカ交換
Last Updated: Friday, January 06, 2006 23:03:22

前置き

JBLプレミアムサウンドシステムといいつつ、納車から音域に不満を持っていました。
で、やっぱり音質改善に取り組みです。
デッドニング
バッフルボード製作・装着
とほぼ同時に施工しました。

まずスピーカ交換は下図のドア・フロントスピーカ交換です。
※印はJBLプレミアムサウンドシステムの場合で純正と異なる部品です。

アーシング デッドニング 施工で音域の改善はできたと実感していましたが
デッドニングで逆にスピーカそのもの根本的なパフォーマンス不足を痛感してしまったのが
交換の最大理由です。

交換に先立ち、まずこの現状のスピーカと設置環境の測定を元に実施しました。

ここでは交換作業としては9割方は バッフルボードの製作 なんです。
つまり購入までと最後の取り付け作業(配線処理)をこのレポートのメインとし

・使用可能なスピーカ種類と設置環境
・配線作業と失敗談
・インプレッション
としたいと思います。
実は交換後に重大なことに気が付き修正をしています。

【スピーカ交換・バッフルボード製作のレポート】
このページを皮切りに以下カテゴリー分けと施工別ページがありますので
あわせてご覧ください。

スピーカ交換
バッフルボード製作 デッドニング
ドアパネル(内張り)外し
フロント

フロントスピーカ交換
(このページ)

MDF材
インナー・バッフルボード
の製作




デッドニング施工
ドア・スピーカ用





ドアパネル
内張りの外し方

リア
リアスピーカ交換

MDF材
インナー・バッフルボード
の製作


ハリアーのオーディオ仕様

ハリアーのオーディオ仕様として
・JBLプレミアムサウンド仕様
・標準
・ラジオレス仕様
があり、その比較をして見ますと以下のようになっています。


JBLプレミアムサウンド仕様での別置きパワーアンプですが
運転席側リアシート下にあります。
リアハウス分解で確認ができます。(リアシートを外さず)
以下の様になっています。(EMV無し、チューナー無し)

リアハウスを外すと拝めます。 拡大です。
型名 これだけの部品を外して拝めます。

スピーカ選定

フロント・ドア・スピーカはいまどき種類の少ない「楕円」スピーカ
6inch×9inch (16cm×24cm)のサイズが使われています。
最近の車ではマツダのMPVぐらいではないでしょうか?

よってカーオーディオ用として市販されているもので
選定候補としてあげたものを列挙いたします。(2004年7月現在)

(カタログ・商品仕様のまま、順番はメーカー名アルファベット順)

メーカ名のリンクはカースピーカ商品案内トップ、 型名のリンクはその商品仕様掲載ページ
一部のデータはモロコンさん、レスさんからのデータ提供をいただいた上で、編集しています。
誤記等ございましたら、よろしくご指摘のほどお願いいたします。

メーカー 型名 サイズ
構成
再生
周波数
[Hz]
許容
入力
(RMS/
Peak)
入力
イン
ピー
ダンス
平均
出力
音圧
レベル
取付穴
口径
寸法
[mm]
取付
奥行
寸法
[mm]
フレーム
外径
寸法
[mm]
重量
(1つ)
希望
小売
価格
(税込)
ALPINE SPS-690A 6"x9"
3Way
23〜
70k
50W/
250W
91dB - 84.3 238W×
163H
1.2kg
Infinity
(Denon)
Kappa 692.5i
( 本家 )
6"x9"
2Way
 35〜
21k
 110W/
?
90dB  221W×
150H
 81 239W
(最大径)
 37,800円
Kappa 693.5i
( 本家 )
 6"×9"
3Way
 35〜
22k
110W/
?
90dB 221W×
150H
 81 239W
(最大径)
 48,300円
JBL P953
( 本家 )
6"x9"
3Way
35〜
23k
(±3dB)
110 W /
330W
90dB
(2.83V/1m)
221W×
150H
85 235W×
165H
35,000円
($279.95)
KENWOOD KFC-U6992 6"x9"
2Way
23〜
70k
50W/
200W
91dB/W - 84.3 238W×
163H
1.2kg 21,840円
Panasonic CJ-SP691D 6"x9"
1Way
35〜
10k
 ?/
120W
88dB/
Wm
- 94.5 236.5W×
191H
1.25kg 26,250円
Pioneer TS-J6900A 6"x9"
2Way
 28〜
70k
50W/
200W
 91dB/
W(1m)
216W×
145H
78
(取付面から
68)
230W×
161H
 1.20kg 22,000円
Sony XS-V6945M 6"x9"
4Way
28〜
28k
(±3dB)
55W/
220W
91dB
(2.83V/1m)
約215W×
約146H
約82 約246W×
約166H
約1.48Kg 18,000円
(製造中止)
※:青色Pioneer TS-J6900A のデータはレスさんからの提供データ。

上記のほとんどは店頭でも試聴しました。上記でPanasonic の CJ-SP691D は奥行きが90mmを超えており
内張りを削っての加工が必要となります。

スピーカ奥行きの選定はバッフルボードの奥行き幅によるところも大きいですが
埋め込み最大は60mm程度
MDF材インナー・バッフルボードの製作「バッフルボード厚みの決定」 をご覧下さい。

価格・低音の伸び・の点から、スコーカとの接続を見据えて
Sonyの XS-V6945M にしました。

低音は上記の中でもピカイチだと感じました。
すでに製造中止らしく店頭現品をOH後購入と言うことで
13,000円で購入です。これなら失敗してもというレベル?かなと。
スピーカが4Wayというのもこれだけでした。

カタログスペック:再生周波数[Hz]について

再生周波数がスペックとして掲載されています。
測定の仕方(何dBまでを周波数範囲とするか)によりこれは変わります。
この特性が重要です。再生できる周波数と言うのがコーン(振動板)がかろうじて動作するものを含むのか
どうかでも変わります。

そもそも人間の聴覚能力:可聴周波数は20KHz程度まで といわれていますから
70kHzまで再生可能だというカタログスペックをどう解釈すべきか?がポイントかもしれません。
勿論、個人差はあると思います。でも実際の耳でその性能の恩恵に預かれるか?
その周波数はピーク周波数から何dB落ちなのか逆に知りたい....

人間の可聴周波数20Hz〜20KHzが可聴周波数帯域と呼ばれ
聴覚が認識できる音の周波数の範囲を示しています。
スピーカ選択では、この範囲の再生能力のばらつきがどうなの?という視点で試聴した方がよいかと思います。

それを明記しているメーカは以外に少ないですね。

カタログスペック:平均出力音圧レベルについて

スピーカの能率とも表されます。
入力の電気エネルギーで出力の音響エネルギーを割ったものが能率。
基準レベルの信号をスピーカーに入力した時の音の大きさを示す値です。
通常1[W]の入力もしくは8Ω換算で1[W]に相当する電圧(2.83V)を加えた時の音圧を、
1mの距離で測定して表示します。
この値が大きいほど、同じボリュームでより大きな音が 出せることを示します。

これも人間の聴覚能力と関係する部分です。
ダイナミックレンジ(Dynamic Range)と呼ばれるもので80〜90dBと言われています。
これも勿論、個人差はあるでしょう。

ダイナミックレンジは、音に対する感度ではなく解像度とでもいうべきものです。
つまり、小さな音を聞き取る能力ではなく、大きな音と小さな音を同時に聞き分ける能力です。
これを音を出す側であるスピーカにその能力として持っているか?で
小さい音量でも明瞭に聞き分けられるかの指標です。

この値。計算値なのか?ある程度リスナーポジションを想定(1m程度話した地点)した測定データを
カタログ記載しているのか?です。
成分音ごとの音圧レベル(相対値)を測定するわけですが、
騒音計、スペアナ、オシロなどの測定方法がありますが、
良心的なメーカは
・電圧を音圧に対応(何V基準?)
・測定はスピーカ直前、or リスニングポジションを想定して一定距離を離す?
この解釈によりなのです。

カタログスペック:入力インピーダンスについて

JBLプレミアムサウンドのフロント純正スピーカは下記にも写真を掲載していますが
20W-rms 2.9Ωというものが使われています。
ここで社外品スピーカに交換する場合に気になる入力インピーダンス。

多くが4Ω(ホームオーディオスピーカは8Ωが多い)で大丈夫か?の質問も多い様です。
結論から言うと

×:純正2.9Ωスピーカのまま、アンプ、センターユニット交換
○:社外4Ωスピーカへ交換、アンプ、センターユニットは純正のまま。


ボリューム最大での話しですが、アンプの供給電流を超えてしまう場合が考えられます。
そこまでボリュームを上げるのか?
いう素朴な疑問もありますが、ボリュームMaxにした場合はアンプ終段が飛ぶ恐れもあると。

パッケージ 開梱、グリルネット装着だと100mm超なので使いません。

純正JBLフロントスピーカ(ウーハー)との比較

JBLプレミアムサウンドシテスム車でトータルで11スピーカが使われています。
今回のスピーカ交換で
純正1Way×2ケ → 4Way×2ケ
によりトータルで17スピーカ!になる訳です。(スピーカの数が多ければいいってモノではないのですが...)

JBL純正スピーカ 2.9 OHM 20W スピーカの大きさはさほど違いなく。
マグネット側比較 奥行き比較

バッフルボード製作

スピーカ交換のほとんどはこれに費やされたといって過言でないでしょう。
バッフルボード製作についてはすでに 別ページ でUPしていますので、ここでは割愛。


スピーカケーブル加工

バッフルボード製作が終わり装着と同時に
スピーカケーブル配線が必要となります。
必要部材。1点だけ写っていませんが、コルゲートチューブ(5Φ)を使っています。
グロメットはバッフルボード装着でM6×40のネジに交換するため外します。

吸音材と両面テープ。ホームセンタで購入 スピーカケーブル線材(1.25sq)とカプラ、端子(MとS)

グロメット外します。 グロメット外したところ。

吸音材の巻きつけです。
コルゲートチューブを使っているのは、吸音材の重みがケーブルの負荷にならないようにするためです。

スピーカケーブル・コルゲートチューブの長さの確認です。 スピーカケーブルに巻く吸音材の加工です。

両面テープ剥離シート剥がして海苔巻き状態です。 こんな感じ。

バッフルボード装着でハーネス加工です。 スピーカ接続端子の加工

スピーカケーブルの接続です。
カプラを使ってです。
ここで注意なのは
赤色線はスピーカマイナス線、黒色線はスピーカプラス線であるのです!

カプラ接続。RCAケーブルは今回使いませんでした。 デッドニング用制振材で固定

アンプからの配線図確認しても間違いありません。
接続後の試聴で音が悪いなあと配線図で確認し、
カプラ入れ替えを行ったことは言うまでもありません。
(内張りを戻す前でよかった.)


スピーカ装着

バッフルボードへの装着です。
MDF材にいえるのですが、下穴無しでいきなりのタッピングネジでの締結は厳禁です。
下穴加工無しですと、割れてしまいます。

今回はテーパー穴深さ25mm程度加工し、M5×25mmネジで固定しました。
(バッフルボード厚み30mm)

上部から裏を這わせバッフルボード傘の下へ スピーカに接続

スピーカをバッフルボードへ固定 M5×25ネジ 装着完了。

装着横から

ここで試聴。
ううん。純正より音ワリー.......
なんで????

って事で配線確認。
赤色線はスピーカマイナス線、黒色線はスピーカプラス線かよ!
すぐさまカプラ入れ替えをしてほっと。
極性が逆でも音は鳴りますので一応参考まで。


まとめ

スピーカ極性の確認が実はこのページでお伝えしたいところです。
交換直後に確認したら。んん。純正と変わらない。
アンプからの配線図を確認したら
なんと線材赤色がマイナスとは想像もしていなかったので。

もちろん極性が逆でもスピーカは鳴ります。(両方とも逆ですので音位はちゃんと真ん中)
もし、スピーカ交換してどうも音がいまいちだよーと思われている方。

極性が逆だからかもしれません。


で直した後はそれはそれは。
デッドニング + バッフルボード の効果もあると思いますが
すばらしいの一言です。
デッドニングで露呈した純正JBLスピーカの欠点をほぼカバーしたかなと。

低音 BAS 5にすると胃が痛くなるくらい低音が効いています。

もちろん リア側のスピーカ交換 + リア側バッフルボード製作 も実施しています。


人来訪中